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 ▼ ジャン・コクトー『美女と野獣』  (46 仏)

 1946年だから当然モノクロなんだけど、どういうわけか色がついて見えたりして陶然。いやまじにドレスなんかが深い紅に見えたりなんかしてきたのね。
 特殊メークとか、SFXなんぞに見慣れた目からは、なんだかちゃちっぽく見えたりして笑えるんだろうけれど、ボク個人的にはむしろ現代のそういうのを駆使したもののほうが臭くて笑えてしまう。確かに技術の発達というのはすごいんだろうけれど、そのためにどこかに置き忘れてきたものが多過ぎやしないかって、これを見てたらつくづく思ってしまうね。をっと思える映像の連発だよ。
 ところで、衣装なんてのもすごいんだけれど、いまをときめくデザイナーがまだ駆け出しの頃にこの衣装を手伝ってとかという話も聞いたな。
 
CinemaScape  ★★★★




2001年09月23日(日)
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