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 ▼ ジャック・リヴェット『修道女』 (66 仏)


 ボク+『修道女』=「修道院の爛れたレズビアン」を妄想するだろ。はい、確かに。。。。だって、ビデオのパッケージに神を冒涜していると上映禁止処分になっただとか扇情的なこと書いてるんだもん。を、これこれ、と思うだろがぁ。思わへんか? しかしですね、このアンナ・カリーナはかのゴダールの元嫁さん、『女と男のいる舗道』のアンナ・カリーナでしょ。そのアンナ・カリーナが『聖獣学園』やるわきゃないでしょ。やって欲しかったけどぉ・・・ でも原作はけっこうキワモノみたい。この原作のディドロというのは18世紀の進歩的な哲学者らしいのだが、原作、ディドロについてはここを見て。まぁ、サドの先駆者といってもいいんでしょ。
 同じリヴェット+アンナ・カリーナで先に舞台で演じられていたようで、その映画化。映画の方では、いきなり、《これはディドロの原作で神を冒涜しようなんて気はさらさらない》などと、お断りが入って、ディドロの方に矛先かわしてやんの。
 教会からの圧力があったかどうだか、ここに書かれた原作から想像すると、結構抑えられた表現になってしまっているみたい。をい、もっと頑張ってくれよぉーーー(-.-;)  実際、乳首ひとつ見えなくて、なぁーーんだと思う一方で、ふつうならぐっと退屈してしまいそうな映画にいつの間にかひっぱりこまれている。そんな下なことはおいといて、やっぱりアンナ・カリーナにつきるわけで、あ〜どうなんのぉ、とこちらの妄想をかきたててくれ(かきたてるだけねまだ言うかぁぁぁぁーーー(-.-;) 
 なんと表現すればいいか、うまく言えないけど、教会のずっしり重い背景(この重厚感がすごくいい)に、すーっと違和感なくはまりこんでしまってる。とくにスター性を際立たせるわけでもないし、そこらあたりがハリウッドなんかとの違いなんでしょ。ずばり渋いんです。
★★★☆



2001年10月18日(木)
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