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■ ▼ スパイク・リー『サマー・オブ・サム』 (98 米)
ずばり"Do the Right Thing"のころのようなキレはもうスパイク・リーにはないなぁ。 いきなりディスコのあんな踊り見せられたら、マジにこれ、スパイク・リーかよと信じられないっ!つうの。バックに"Dancing Queen"が流れてくるに及んではもう泣きたくなって、もう見るのやめたろかいと思ってしまった。ぎゃんぎゃんにディスコかかりまくりには反吐が出そう。バックの音楽はもうさいてぇ〜(-.-;) 話のネタってのはわからんわけでもないけれど、いくら高級マイノリティ=イタリア移民というてもねぇ、マイノリティーがマイノリティーをコケにしてどうすんだ。でもボクから見たら、イタリア移民といえど、アホまるだしのヤンキーにしか見えないんだがね。そのアホ面下げたヤンキーが何年経っても魔女狩りに狂奔してるバカ丸出し。 唯一の救いは、ほんまのCBGBが出てきたくらいか。まわりはホームレスだらけ、というのにはほんと笑けてしまったね。 《スパイク・リー=ブラック・ムービー》という型にはめて見てしまうほうもバカなんだろうけれど、それならそれでブルックリンのシーンなんてやめなさいと思う。ブラックからマイノリティーへ守備範囲を拡げようなんて考えとんのかねぇ。ブルックリンのインタビューでおばはんの「あんたよくここへ取材に来れたねぇ。あんた、嫌われとんのに」というのが意外や真実なんじゃない。 《スパイク・リー》という看板がなかったら、きっと見なかっただろうし、《スパイク・リー》の看板なしに見てたらもうちょっと楽しめただろうな。
2001年10月29日(月)
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