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 ▼ スティーブン・フリアーズ『ジキル&ハイド』 (96 米)

スティーブン・フリアーズとマルコビッチによる
ジュリア・ロバーツSM大会


 まずはいきなり巨大ウナギをジュリアに持ってこさせるなんて、スティーブン・フリアーズという監督もとんでもないねぇ。生きてるんだぜ。ずっとずっと前に女優をウナギ風呂に無理やり入らせるエロビデオを見たことあるけど、それを思いだしてしまったって・・・変態(-.-;)
 ねちねちねちねちとジュリア・ロバーツをいたぶる様は、これぞSM。。。って、をい、まだ言うかぁぁぁ。
 いや、徐々に被虐に目覚めて行くあたりなんかは、そこらのすぐにやってしまうSMビデオなんかよりぞくぞくさせてくれるでしょ。ほんとねっちりジキルになりハイドになり口説き落としていくのってたまんない。やっぱり変態かね(-.-;)
念のために断っておきますが、J.ロバーツのハダカ、これっぽちも見えません!!! でもエロい。
 だいたい、ボクねぇ、J.ロバーツなんて、という先入観オッサンだから、『プリティ・ウーマン』だとか言って、それを売りにしてるのなんて見ようとしない人なの。それが見てみようかというのは、どこかのサイトに、J.ロバーツが虐められるのがどったらこったら書いてたのがきっかけ。手首の傷をハイドに舐められるとこなんて、うはぁ〜ぁぁぁ〜〜ん。それもまたマルコビッチの舐めかたのいやらしいことこの上ない。むちゃくちゃ舌が長いのだ。
 はい、で、マルコビッチです。やっぱり現代の怪優。『マルコビッチの穴』なんて映画が出来たりするはずだわ。『コスナーの穴』じゃシャレにもならんでしょ。そういえば、日本で穴にするんだったら『成田三樹男の穴』だななどと書いてたところがあった。原題は『Mary Reilly』 J.ロバーツ扮する召使いの名前で、ヴァレリー・マーティンの原作通り。つまり原作でMary Reilly寄りに書かれてるんだろうな。ジキル&ハイド vs Mary Reilly の力点が三分七分のはずが、五分五分になってしまってんじゃないかな。どことなく中途半端になった感じは否めない。つまりマルコビッチが、Mary Reillyを食ってしまってんだと思う。もっともっと、ジキル&ハイドの側に立ったマルコビッチを見たい気がする。
 18世紀のロンドンの猥雑な街、重厚な石造りの建物。濃い霧。ジキル博士の屋敷から、まるでRPGのような研究所内部など、そのあたりも十分に楽しませてくれたので、ちょいおまけ。
CinemaScape  ★★★★ 


2001年11月04日(日)
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