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■ ▼ ジョエル・コーエン『オー・ブラザー!』 (00 米)
土曜だったから当然といえば当然だけど200席弱の映画館は満席。それでもミニシアターだから満席ってことになるけど、ロードショー館だったらどんなもんなんやろ。どっちゃにしろ、なんでこんなに入るんだと思ったら、ジョージ・クルーニーが出てるからなのか。単にコーエンの映画ってだけじゃ、まだまだってことなのかな。 見てたら、なんとなく『スリー・キングス』とよく似てる。どっちもメインは3人で、どっちも宝探し。どっちもアイロニカルな笑い。これって定番なんかい。そう感じだすと、なんかおもしろいのに面白くなくなってくるヘソ曲がり。おまけに、この男、見たことあるよなぁと、(ボク、だいたい俳優覚えるの昔からダメだった人なので、ジョージ・クルーニーが出てるよ、というので見たりしない人なのだ)はっと気がついたら、お目当てのジョージ・クルーニー、『スリー・キングス』にも出てたのだ。そら、ますます似てるの当たり前か。 おもしろいことはおもしろいけれど、ゑ、コーエンのおもしろさってこの程度?って気がしないでもない。デブの銀行強盗は異様に騒ぎ過ぎだしなぁ。KKKのシーンにいたっては、もうちとなんとかやりようってもんがあるだろ。このシーン、シャレにもなってないと思うの。 最後に、溺れるもの藁をもつかむでなくて、棺桶をもつかむ、というのだって確かにおもしろいんだけれど、コーエン兄弟ならもうひとひねりあってもエエんとちゃう。とにかくストレート過ぎるんだよ。一呼吸おいてから、あ、あれ、そうなんだぁ、ぎゃはははぁとなるべきところがいきなり、だもん。11/3の日記にも書いたけれど、「箸が転げても」女がおったせいもあるんだけれど。最後にギーコギーコとトロッコ漕いでるのだって見え透いてる、というか、わざとらしいんだよ。どこかもの足りない。 あ、もうひとつ、乗りきれなかったのは、ボク、カントリー、だめなのね。そのせいもあってごめんなさいです。次作、ずしーんと来るのを期待して
2001年11月07日(水)
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