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 ▼ ジム・ジャームッシュ『パーマネント・バケーション』 (80 米)


 ゑ、これってもう20年になるんだ。遠い目(゜゜)
 まずは、映画そのものとは関係ないんだけど、ラストシーンは、NYを船で出ていくんだよね。NYの摩天楼が、ということは、そう貿易センタービル。。。。くっきりはっきりです。
 で、本題。やっぱり、ドップラー効果でしょー(微笑) ぱぷぱぷぱぷじゃなくて、ばうばうばう。あのブラックのおっちゃんの話、好きだなぁ。そこへオーバー・ザ・レインボーだとも言い難いジョン・ルーリーのオーバー・ザ・レインボーでしょ。そのオーバー・ザ・レインボーから去っていくクリス・パーカーの後ろ姿がたまらない。男の後ろ姿というのは、例えば唐獅子牡丹の健さん、シェェーっ(←すいません、30代以下には通じないネタで)かっこいい〜〜っ!なのかもしれないし、『天使の恍惚』での吉沢健かもしれないんだけれど、カッコ良すぎたりでボク自身を投影できない。このクリス・パーカーの後ろ姿を見てたら、こんなんなんかなぁ、あ、こんなんだったんかなぁって気がしてね。ゑっ、そんなカッコイイもんじゃないだろうって。。。はい、すんまそん。やっぱりあれに入れ込むあたり、いくつになっても甘チャンなんでしょうねぇ。反省。。。。
 NYの小汚い街ってなんか好き。とくに裏通り。実際に行ってみて、人通りが少なかったりしたらちょっと怖くて、ヤバいなと思うんだけれど、完成されたヨーロッパの街などにない猥雑さが、この『パーマネント・バケーション』でも、粗削りな映像の中によく表れているなと思う。あんな部屋に住んでみたいなとも思うし(微笑) いわゆるストリート性というたらいいのかな。そんなのに妙なシンパシーがあって、そういうところから見たらとても楽しいのだ。決して、出来がいい映画ってわけでもないけれど、そんなところがすごく好き。

CinemaScape ★★★★☆ 


2001年11月08日(木)
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