nikki-site 雑文速報
 あいうえお順INDEX 



 ▼ ビンセント・ギャロ『バッファロー'66』 (98 米)


The Bills and Giants made the Silver Anniversary Super Bowl a historic one as the Giants narrowly edged the Bills, 20-19, in a battle later dubbed, "A Game for the Ages." Buffalo loyalists watched their hopes of a world championship sail wide right as K Scott Norwood's 47-yard FG attempt just missed its mark with only 4 seconds remaining.

 『バッファロー'66』のバッファローって、Baffalo Billsのバッファローだって言うてくれよぉ。また水牛で追っかけっこする聖林だとばっかり思ってたじゃないの。こんなんだったらさっさと見ます!
 というわけで上に引用したN.Y. Giants 対 Baffalo Bills の'90 SuperBowl のあの凄いのが、底ネタになってんだよぉ。このSuperBowlはラッキーにもテレビで生で見たんだよなぁ。Thurman Thomasが走りに走ったシーズンで、Billsが初めてSuperBowlに出たわけ。このSuperBowl、絶対、Billsが勝つと信じてた。レギュラーシーズンでもGiantsは軽く叩いてたからね。2nd Q にはセイフティーまで決めたときにはテレビの前で狂喜してたもん。ところがや、勝負に勝って試合に敗けたとはこのことやね。最後の最後、19-20で残り4秒で47ydフィールドゴールはポールの右側を通って行った。終わった。そしてそのキッカーがScott Norwoodってわけ。以後、Billsは'93シーズンまで4年連続してSuperBowlに出場したけれど一度も勝てなかった。悲運のなんかは通り越して最後はあきれ返ってたよ。
 で、この『バッファロー'66』はその'90SuperBowlの最後のFGにまつわる話。
 ところで、かのリック・ジェームスが出てきたバッファローってほんま田舎なんやねぇ。まぁ、リック・ジェームスもたいがい田舎モンですが(笑) もうオカンなんか「見てみて、これ O.J.シンプソンと一緒に撮った写真」、それで人なんかそっちのけで必死でテレビにかじりついてる。バッファローが舞台になってる映画なんて今までみたことなかったから、2倍も3倍もおもしろかった。
 さていきなり笑わせてくれる、もうあのビンセント・ギャロの屁っぴり腰には笑わせてくれまくり。誰でもそのような経験あるでしょ。Shit! この冒頭だけでなくってもう一度肝心なところでやらかしてくれる。ぎゃはは。あるんだよねぇ。
 実家で4人がテーブル囲んだシーンもすごくおもしろかった。それを順に4人のうちの1人ずつの視点からカメラが回るというのも粋なんだよ。それで後ろのテレビではずっとビルズの試合が。そう玄関にもビルズのヘルメットがあって、ここは広島かい(笑) おとうがシナトラ歌うシーンもほんわか。そうそうグーンも、ああいうのっていてるだけに、もう何とも言い様がなくおもしろい。
 そして、もう胸キュンはモーテルでのシーン。きゃははは、見ようによっては、なんとギャロ―男って情けない生き物なのって思えるかもしれない。丸太ん棒状態のギャロに自分を思い描いてみて苦笑い。たしかに現実にそうなんだから。エッチなんかしなくてもいい。頭を抱きかかえてなでなでしてくれてたらって、はい、降参します。
 音楽もヴィンセント・ギャロで、ばっちり。あ、レイラがボーリング場で踊るところはキン・クリ。これも決まってたなぁ。なんかほかにもいっぱいあるけど。当分、ビンセント・ギャロからは目が離せない。
 そしてラスト。。。いくら邪悪なボクでも・・・・・・・・・・・自分で見なさい。

CinemaScape  ★★★★★  


2001年11月12日(月)
 ≪   ≫   NEW   INDEX   MAIL   HOME 


My追加