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■ ▼ ミロス・フォアマン『マン・オン・ザ・ムーン』 (99 米)
またしても天然ボケで予期せずして見てしまったシロモノ。 基本的にボク根暗ですからね、コメディーというのはいまひとつ食うてみる気がしない。食わず嫌いってわけでもない。それよりもアンディ・カフマンという芸人は実在したわけね。このアンディ・カフマンの笑いというのは好きじゃない。CinemaScapeのコメントなんかでも松本人志が引きあいに出されてるけれど、松本人志に代表されるようないまの日本のお笑いには吐き気を催すような人だから、その意味でジム・キャリー云々以前にすっと入っていけなかった。 だから「スタンダップ・コメディアンの伝記はコメディではない。自分が見て笑うのではなく、笑わせる側と笑わせられる側を客観的に見つめるための作品と解釈した。」というCinemaScapeのコメントは的を得ている(でもこういうアンディ・カフマンのような生き方には全く憧れない)。映画を見る(または小説を読む)ときって、その主人公なりに自分を投影して見たり、あるいは主人公を後押ししたりすることが多いけれど、そういうことがまったく自分の中に起こってこなくて他人事にしか見れなかった。事実、2時間の間、ボクは一度も笑えなかったし、むしろ悲しかったな。妙な虚脱感で全然快くない。やっぱり見るんじゃなかった。 ところでどこが「月の上」なんかわかってない。。。ボクにとっては映画そのもの以前の問題だね、たぶん映画としては楽しいんだろうけれど
2001年11月16日(金)
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