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 ▼ ローレンス・カスダン『白いドレスの女』 (81 米)

 いやぁ、女ってホンっ・・・・ト怖いものですね〜 (水野治郎風に)

 きれいさっぱり忘れておりました。15年ほど前にいっぺん観てるんだけどね。最後のどんでん返しさえきれいに忘れてるんだからどうかしてるって。忘れてしまうような結末じゃないねんけどなぁ。アホです。
 これはビリー・ワイルダーの『Double Indemnity』(1944)のリメイクらしくって、便利ね、いまはこうしてすっと調べられるんだから。その元のは観てないから何とも言えないけれど、元がかなりしっかりしてたんだろうな。
 それでいっつも思うんだけれど、邦題が『白いドレスの女』 わからんでもないけど、これ、原題通り、ずばり『ボディー・ヒート』のほうがばっちりでしょう。蒸し暑さがただよってくる。蒸し暑くて、その上に緊張からの脂汗が加わって、さらにエロくさいセックスの真っ最中ですという暑さも加わって、きのうきょうの寒い日向きだね。
 あ、覚えてるシーンがひとつだけあった。キャサリン・ターナーがウィリアム・ハートの弁護士事務所に行ったときに、ブラインド閉めてしまってキスシーン。このブラインドを閉めるというのだけ覚えてた。じっとり汗で濡れてきそうな、あ、ばっちり汗だけじゃなくて、汁でも濡れきますですが、以前に観た時はこれはエロそうだとビデオ借りてきたのだった。はい、エロさはたんまり、ハイレベルで持続されてます。でもポルノじゃないな。
 汗といえば、ウィリアム・ハートが追いつめられていくところで、取調室から出ていくときシャツの背中がびっしり濡れている芸の細かさ。こうした芸の細かさがあっちゃこっちゃ、かっちり作ってるよなぁ。
 その後半は前半のエロさから一転心理戦に展開されていく。このサスペンスの緊張感もいいねぇ。かつての朋友の刑事(J.A.プレストン)と検事(テッド・ダンセン)に追い込まれていくくだり。この検事がまたいい。行きつけの茶店で」、必ずアイスティー2つ同時に注文するなんて緊張の中で粋なんだよね。ジーン・バリー風のステップも踏んで
 ところで、爆弾男、ミッキー・ロークだったんだぁ。若ぇ〜

 こわいですねぇ、最後にマティーが暗闇の中に アイラブユーと残して消えていきますねぇ、そしてばぁーんっと、こわいですねぇ。。。。
ではあしたまたおあいしましょう、さよなら、さよなら、さよなら

CinemaScape  ★★★★☆  




2001年12月14日(金)
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