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 ▼ ロマン・ポランスキー『テス』(1979 仏,英)


 あー、まったくナスキンをなんでこんな虐めてくれんねん、というても原作がパァーなんだからしゃあないか。ほんまにろくでもない男ばっかり。ブラジルでピラニアの餌にでもなってればよろしい最悪男がエンジェル(ピーター・ファース)、こんな男になにが悲しいてナスキンが惚れ抜かな、あ、ナスキンがほれ抜いたのでなくてほれ抜いたのはテスなんですが。。。しかしですねぇ、そういう女を演らせてるのがポランスキーなんだからこの男も超悪モノ。エンジェルになんかかぶってきませんよぉー、アレック・越後屋・ダーバビル(リー・ローソン)にかぶってきますね。まぁしかし当のナスキンとポランスキーは二人して、テスとエンジェルにかぶらしてたんだろな。
 いやいやほんまにポランスキーという奴は、ナスキンに口笛吹く唇させてみたり(それはそれで観るほうはえへらえへらと悦んでるのですが)、泥田でタロイモ掘らせてみたり、このサディスト(-_-メ) まぁ、よく考えてみれば、この3時間近くの映画をがぁーっと真剣に見てしまう、ったってナスキンしか見てないのですが、ボクもけっこうサディストなのかもしれません。それはそれとしてこれだけひきを切らずに絵を見せてくれるとね、誰でも見入ってしまうでしょ。特に冒頭のナスキンが出てくるところの夕焼けシーン、ラストの古代遺跡の朝焼けシーンはたまりません。
 それにしても17歳ですかぁ(゜゜)  くそっ

Tess
製作 クロード・ベリ / ティモシー・バーリル
監督 ロマン・ポランスキー
脚本 ロマン・ポランスキー / ジェラール・ブラック / ジョン・ブラウンジョン
撮影 ジョフリー・アンスワース ギスラン・クロケ
美術 ジャック・スティーブンス
音楽 フィリップ・サルド
出演 ナスターシャ・キンスキー / リー・ローソン / ピーター・ファース / ジョン・コリン / デビッド・マーカム / ローズマリー・マーティン / リチャード・ピアソン
★★★☆



2002年08月26日(月)
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