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 パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ『トリエステから来た女』(1983 伊)

 どうも最近のまごれびゅはくどくどと長くていかん。たまには簡潔に。

 つまらん! 何ですかね、この監督、ヴィスコンティの『山猫』の脚本に参加してたなんてちょっと信じられない。プロットはすこすこだしね、男と女の中盤から後半にかけての心理の変化などの描き方だって粗いしね、ほとんどエエとこなしです。半ばキワモノだしね、ニコル(オルネラ・ムーティ)にしたって、そうぞくぞくするようなエロっぽさなどありゃせんし、全裸になったり丸坊主になったりする必然が感じられないもんね。精神病院でニコルが他の女の患者からリンチ受けて犯されるところなんてチープそのもの。必要性が感じられないシーンの連続。予定調和というか、ラストも見え透いてしまって退屈。
 海辺で偶然であった女ニコルに誘惑されて、入れ込んでしまう漫画家。ところが彼女は精神病だったと。ね、チープでしょ。B級映画、もしくは深夜オトナ向けテレビドラマのレベルですか。

LA RAGAZZA DI TRIESTE
監督 パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
脚本 オッタヴィオ・ジェンマ
撮影 アルフィオ・コンチーニ
音楽 リズ・オルトラーニ
出演 ベン・ギャザラ / オルネラ・ムーティ / ミムジー・ファーマー / ジャン=クロード・ブリアリ / アンドレア・フェレオル



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2003年04月12日(土)
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