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■ ウーリー・エデル『BODY/ボディ』 (1992 米) ★★
わざとアメリカ映画に★を少なくつけてるわけじゃないんだけど、この映画もひどいなぁ。★2つはすべてマドンナのハダカに対してつけただけで、映画そのものには★なんかないですワ。 こうしとけばハズレはない。そしてマドンナをきわどく使えば絶対当る!なんての見え見えだもんな。 監督ウーリー・エデルも『ブルックリン最終出口 』と比べりゃ、同じ監督かと思える出来だし、当のマドンナにしても、ちょうど写真集《SEXY》が出て、最もピークからちょい下り坂とは言え、『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』と比べものにならんでしょ。ちゅうか、マドンナらしさなんて全くなくてなくて、ただのエロ女優。ボクが別に声を大にして言わなくても、1994年ラジー賞ワースト主演女優賞だし、あらかたのところにノミネートされまくってるじゃないですか。 とにかく際どければいいのか。それだったらエロ映画のほうがよっぽどエロいのだよ。たしかに《SEXY》ではSMも取り入れられてたけどな、SEXというのについて、ふつーのえっちだけやおまへんでぇー、SMもおまっせ、ホモセクシャルもおまっせぇ〜、なんでもありでっせ〜というスタンスで迫ってきてるのに、なんですかね、SMばっかりピックアップされて、それも中途半端な安モンくさいSMばっかし。そそられませんですワ。 それでハンを捺したような法廷劇。アメリカ人ってほんまに法廷劇が好きな種族であきれかえる。何がおもしろいんだか。ボクはおおかたの法廷劇は手抜きドラマとしか思えないんだがよ。 そしてラストは誰でも賛成、納得してくれるように、「因果応報」結末で終わってしまってなんじゃらホイ。ウィレム・デフォーひとりマドンナとからみやがって、むかつく。
BODY OF EVIDENCE 製作 メリンダ・ジェイソン / スティーヴン・ドイッチ / ディノ・デ・ラウレンティス 監督 ウーリー・エデル 脚本 ブラッド・マーマン 撮影 ダグラス・ミルサム 音楽 グレーム・レヴェル 出演 マドンナ / ウィレム・デフォー / ジョー・マンテーニャ / アン・アーチャー
2003年11月22日(土)
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