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■ ペドロ･アルモドバル『セクシリア』 (1982 スペイン) ★★
いまや押しも押されもせぬペドロ･アルモドバルの監督デビュー作。ようこんなん見つけてきましたねってもんでしょ。第２作が『バチ当たり修道院の最期 』(83)、うを、すげぇータイトル(^◇^;) DVD出てるようなので、アルモドバルの虫のような人はどうぞぉー。ボクは、うっ、もう一押しされたら...ってとこかな。
さてこの『セクシリア』、原題は「情熱の迷宮」ってとこか、はっきり言ってアルモドバルの虫みたいな人以外にはお呼びでないかもぉー^_^; もうむちゃくちゃですね。セックスのあらゆるパターンを並べつくしたその意気やってところ。ゲイありーの、ＳＭありーの、最後にはスカトロ(といっていいのか疑問ですが･･･笑)までブチュっと、をい、擬音やめい。だからって全くオカズにはなりませんですよ。
なんなんすかね、安モノのテレビコメディー然としておって、ストーリーそのものもチぃープぅ。映像もチぃープぅ。『オール･アバウト･マイ･マザー』などで見せる洗練された映像もなくって.....そしたらエエとこまったくなしじゃないですか。でも捨て置けない。これはもうすでにアルモドバルの虫になってしまってるからなのか。セックス、またセックスを介した男と女をこのような視点からずらっと並べてみせるのがすごいよね。それも軽妙なタッチで描き出していたってのがすごいなぁ。
とにかくどたばたラブコメディー、お気楽に、きゃはははと笑ってたい人は一度騙されてみましょう。
ところで、このポスターいいなぁ。いちおう、パクってきたまま、縮小しないでアップするから、上のポスター（height=300で縮小表示させてます）をクリックしてみて。
LABERINTO DE PASIONES（SEXILIA）
監督/脚本 ペドロ･アルモドバル
撮影 アンヘル=ルイス･フェルナンデス
音楽 ベルナルド･ボネッツィ
出演 セシリア･ロス / イマノール･アリアス / ヘルガ･リーネ / フェルナンド･ヴィヴァンコ / マルタ･フェルナンデス=ムーロ / アントニオ･バンデラス / ペドロ･アルモドバル / アグスティン･アルモドバル
2004年08月10日(火)
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